| Q. |
高血圧の診断基準は? |
|
| A. |
収縮期血圧が140mmHg以上、または、拡張期血圧が90mmHg以上のときに、
高血圧と診断されます。 なお、家庭血圧(市販の血圧計を用いて家庭内で測定する
場合の血圧)は、精神的な緊張がないことなどから医療機関で測定するときよりも
通常は低い値になるので、収縮期血圧135mmHg以上、または、拡張期血圧が
85mmHg以上で、高血圧と判定します。 |
| Q. |
治療の目標値は、どのくらいですか? |
|
| A. |
高血圧の一般的な降圧目標は、若年・中年者では130/85mmHg未満です。ただ、
高齢者の場合は、すでに動脈硬化がある程度進行していて、血圧を下げることにより
臓器の血流不足が起きる心配もあるので、一般にやや高めの140/90mmHgが目標と
されています。一方、高血圧によって臓器の障害が進行しやすい状態である、糖尿病や腎臓病の患者さんには、より低めの130/80mmHgが目標とされます。 |
|
|
|
肥満症についてのQ&A |
| Q. |
肥満の場合、どのくらい減量する必要がありますか? |
|
| A. |
肥満は塩分過多と並ぶ高血圧の主要原因の一つです。肥満で高血圧の場合、
減量することで血圧もずいぶん下がってきます。理想的なことを言えば、肥満が
解消されるまでの減量、つまり標準体重に近付けることがベストですが、実際には、
現在の体重から4~5kg程度の減量でも、かなりの効果を期待できます。
肥満に該当する方にとって、この程度の減量はそれほど難しくはないはずですので、
ぜひ頑張ってください。
なお、肥満に該当しなくても(BMIが25未満でも)、ウエストサイズが、
メタボリックシンドロームの基準値(男性は85cm以上、女性は90cm以上)を超えている
場合は、ウエストサイズを指標にしたダイエットが必要です。 |
|
|
| 高脂血症についてのQ&A |
| Q. |
高脂血症の原因はなんですか? |
|
| A. |
高脂血症は生活習慣病の一つです。つまり、血清脂質が高くなりやすい遺伝的な
背景がある人が、食べ過ぎや飲み過ぎ、それによる肥満など、血清脂質を高くする
ような生活を送っていることで発病します。
日本では戦後、生活習慣の欧米化が進み、徐々に高脂血症がメジャーな病気になって
きました。食生活にはおいては、摂取エネルギー自体はあまり変化していないものの、
脂肪分の摂取量、とくに動物性脂肪の摂取量が増加してきました。そして、摂取した
カロリーを消費する機会、つまり、からだを動かす機会も減ってきています。
こうしたことが、高脂血症の増加につながっています。
高脂血症の原因のうち、遺伝的なことは修正できませんが、生活習慣は
修正可能です。ですから、高脂血症の治療は、生活習慣の改善が基本となります。
このことは、メタボリックシンドロームについても同じです。 |
| Q. |
超悪玉コレステロールを減らす方法はありますか? |
|
| A. |
“超悪玉”と呼ばれるsdLDL-コレステロールは、中性脂肪の値と相関関係があります。
ですから、中性脂肪を下げる治療が、sdLDLも減らせると考えられます。
もう少し詳しく説明すると、中性脂肪はLPL(リポタンパクリパーゼ)という酵素で
分解されるのですが、メタボリックシンドロームではインスリン抵抗性などのために
その酵素の活性が低下していして、それがsdLDLが増えたり、HDLが減ったりする
一因と考えられています。そのため、メタボリックシンドロームという状態の基本に近い、
インスリン抵抗性を解消すること、さらにさかのぼって言うと、内臓脂肪を減らすことが、
sdLDLを減らしたり、HDLを上げることにつながると言えます。また、運動によって
LPLの働きを良くするなどでも改善されます。 |
|
|